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住まいのお役立ち

7月1日国税庁から2025年分の路線価が発表されました。

2025.07.03

本日、国税庁より2025年分の路線価が発表されました。

今年の路線価は、全国平均で前年比2.7%上昇し、4年連続で前年を上回りました。上昇率については前年の2.3%から拡大し、現行の調査方法で比較可能な2010年以降最大となりました。

そもそも路線価とは何か?わからない方もいらっしゃると思います。路線価とは市街地的形成をする地域の道路に面する宅地の1平方メートルあたりの評価額を指しております。主に相続税や贈与税を計算する基準となるもので、相続や贈与が発生した際の税金がどれくらいかかるのか計算をするために利用されます。これは余談となりますが、全国で最も路線価が高い場所は東京都中央区銀座5丁目の銀座中央通り、いわゆる「鳩居堂前」が1平方メートルあたり4808万円となっております。

この内容を受けてよくお客様から、路線価や公示価格(法令に基づき国家機関等により定期的に評価されている公的地価のうち、個別の地点、適正な価格が一般的に公表されているもの)が毎年上昇しているため、高く売れるではないか?ということを聞かれることがあります。確かに国の示した価格であるため、もちろん適正なもの且つ、資格を持った方たちが示して頂いている価格となりますので、評価としては間違ったものではありません。しかし、売買をしている私たちの意見といたしましては、実際に物件が売れている価格(実成約価格)を基にご所有の不動産が今どのくらいの価格なのか、基準としてお持ち頂く事をおすすめさせて頂いております。ここ数年、円安によるインバウンドの影響もありタワーマンションや都内の中心部については、上記のような地価の影響を受けておりますが、神奈川県の中ではそこまで高騰している感覚はございません。現に空き家問題が悪化していることが裏付けとなります。

では、どのタイミングで売却や購入をすることが良いのか?これは皆様が悩まれている内容の一つかと思います。この内容については別記事にて意見を記載させて頂きますので、お待ちくださいませ。(※あくまでもこの業界にいる経験値からお話する私の意見です。)

上記内容から、けして安く売る事を進めているわけでもなく、今が売るタイミングではないと言っている訳ではございません。売却や購入をする際には、物件の種別、地域の特性、タイミングを理解した上、そのタイミングでの最大値でお取引することが、私達宅地建物取引士の仕事だと考えております。

この記事で様々な意見もあると思いますが、私は「地価が上がる=景気が良くなっている」という認識だけを持つだけでなく、地価が上がる事により発生するデメリット(税金額の増加や購入者と売却者の需要と供給のバランスの悪化)を少しでも考えて頂きたいという思いからこのような内容を記載させて頂きました。